2018年10月9日火曜日

SBC6809+IOでASSIST09が走る

SBC6809にASSIST09を移植した例は既にいくつか報告されている。

🔀当BlogではASSIST09の アセンブリソースを元にアークピットのアセンブラX6809.exeの作法に従ってソースを変更してみた🔀

☆すべてのコマンドが使用可能
SBC6809(32KB) +Adapter         SBC-IO(16KB)

1. PCの環境と条件
 ★PC:
 win10に次のコマンドをインストール:
  msdos.exe  MS-DOS Player
  X6809.exe  Arcpitのクロス・アセンブラ
  hex2bin.exe http://hex2bin.sourceforge.net/
  Xgpro v8.00 Universal Programmer TL866 II PLUSの書き込みソフト


TL866 II PLUS


 ★SBCシリーズの製作:
  SBC6809 (スイッチサイエンス)
  SBC6809 Adapter Rev.02 (ORANGE pico)
  SBC-IO Rev.02  (ORANGE pico)
  SBC-BUS Rev.02 (ORANGE pico)

  参照記事:
  「電脳伝説さん」の【ホームページ】
  「レトロな雰囲気さん」の【SBC6800/SBC6809ルーズキットを動かす】
  「kuni-netさん」の【CPUボード(SBC6800)で電大版TinyBASICを動かす】
   当Blog の製作記事【SBC6809+Apaterをつくる】

2. オリジナルのASSIST09
 参照記事:
  MOTOROLA「MC6809-MC6809E Microprocessor Programming Manual」
    海外サイトの【 http://geneslinuxbox.net:6309/gene/Genes-os9-stf/ 】
    海外サイトの【http://www.classiccmp.org/dunfield/r/6809prog.pdf】
 その他に参照した記事
    Old68funさんの【6809/6800とFLEX】
 
3. オリジナルソースの手入れ
 ・SBCのACIA,PTMアドレスに変更
  ACIA EQU $E008 ---> ACIA EQU $8018
  PTM  EQU $E000 ---> PTM  EQU $8030

 ・アセンブラ X6809.exe の作法に倣って編集
  .AVTBL  --->   _AVTBL に置き換え
    'P,'C   ---> 'P','C'  に置き換え



・アセンブル
win10の コマンドプロンプトで次のように入力する。
 >msdos X6809 /H  assist09v1.asm  assist09v1.HEX  assist09v1.LST
BINにするには次のように入力する。
 >hex2bin -s f800 assist09v1.HEX
 参照記事(Arcpitクロスアセンブラの使い方など)
  「Old MC6800さん」の【MIKBUGプチ拡張】
  「DAIさん」の【適当にためしながら学ぶ電子工作お勉強室

4. EEPROMに 焼き込む
 使用したEEPROM(32KB)
 ・CATALYST CAT28C256P
 ・ATMEL AT28C256 15P  




【移植したファイル ASSIST09v1 の置き棚】
 ASSIST09_SBC.zip
 (assist09v1.asm, assist09v1.LST, assist09v1.HEX, assist09v1.bin, assist09v1.MAP)

5. ASSIST09の動作
  当BlogのHEXまたはBINファイルをそのまま利用する場合には、SBC-IOに16KBRAMが必要です。ソースリストの
 RAMOFS  EQU  -$1900   ---> -$7900
などに変更すれば、SBC6809の32KBRAMでも可能(未検証)


動作確認済みのSBC-IO基板

動作確認済みのSBC-IO基板

SBC基板と動作画面
6. TRACE機能
 トランジスタ(代品2SC1844)、抵抗、ジャンパピンの配線、MC68B40P挿入で動作確認を行った。

T 1.は1行、T 2.は2行の実行

😄twitterは  @Leo_yumesichi
🔀SBC6800の記事は MEK6800 II (マイコン)の再燃

以上

3 件のコメント:

  1. こんにちは、本記事のおかげで「ASSIST09」を動かすことが
    できました。ソースは入手済みだったのですが、アセンブルで
    挫折していました。ところで、壁にぶつかっているので
    回答いただければ幸いです。

    (質問内容)
    SBC-IO の TRACE 機能用の部品の定数を教えてください。
    当方
     2SC1815-Y、R5:2.2K、R6:2.2K、R7:10K では駄目でした。
    そちらで使用された
     2SC1844のhfeランクとR5、R6、R7の抵抗値を教えてください。

    返信削除
  2. 返事が無いですが自己レス
     当初、使用したMC6840は不良品でした。購入時からか保管
     状態の問題かは不明

    代替のMC68B40(印字が怪しいですが)で、Q1:2SC1815-Y、
    R5,R6とも10K、R7:なし、で動作しました。

    返信削除
  3. 今日コメントに気づきました。大変遅くで申し訳ありません。とまれ、動作してよかったです。
    R5,6,7は図面どおりで、1844のラベルはC1844 EA44とありますが、hfeは不明です。
    不器用さんがFLEXに挑戦されているのを知り、一度挫折したのですがも一度チャレンジシてみようと考えているところです。よろしくお願いいたします。

    返信削除

MUTIF09にAM9511を載せてみる

難しそうで躊躇っていたAm9511ですが、 【ryu10さんのBlog】 に勇気づけられ、チャレンジすることにした、そのあれこれです。 【MUTIF09のファイルの置き棚】 1.PCの環境と条件   ★PC:  win10に次のコマンドをインストール:   msdos.exe  ...

これまでによく読まれた記事